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山号額 山号額
山門の山号額 本堂正面の寺号額
開山
鷲
本堂の唐破風欄間に彫られた鷲
 
当山は江戸時代初期、寛永七年(1630年)に石田三成の遺子といわれる、 大本山-長國山鷲山寺(じゅせんじ)第13世・日乾(にちけん)上人によって、鳥越町(とりこえちょう)に 開山されました。山号を鷲在山(じゅざいさん)寺号を長國寺(ちょうこくじ)と称します。
寛文九年(1669年)には坂本伝衛門氏の後ろだてにより、新吉原の西隣にあたる現在の地(台東区千束)に移転し、江戸時代から続く代表的な年中行事である、
浅草酉の市の発祥の寺として、今日に至っています。

ご本尊
 
本尊とは最も尊いという意味ですが、長國寺は
「本門八品上行所伝本因下種(ほんもんはっぽん じょうぎょうしょでん ほんにんげしゅ)の南無妙法蓮華経」をご本尊としています。これは「宇宙を含む全ての心理」という意味で、お釈迦様も日蓮大聖人も拝まれていました。
鎌倉時代になって、日蓮大聖人が初めて「本門八品上行所伝のお題目」として声に唱え、お曼荼羅として顕わされたのです。このお曼荼羅には法華経の世界、つまり仏や菩薩をはじめ諸天善神ほか全ての者が一同に南無妙法蓮華経を拝む姿が現わされています。そして又、お題目の文字の裾が延びて十界のすべてに差し込み、光(功徳)に照らされた世界が現わされているのです。これが
「十界の曼荼羅」本尊で一般には大曼荼羅本尊、又は親しみを込めてひげ曼荼羅本尊と呼ばれています。

本堂
本堂正面  本堂正面
本堂正面    本堂正面
本堂内  本堂内
 
平成四年に落慶した本堂では、正面唐破風(からはふ)の欄間に彫り込まれた雌雄の鷲が、まず参拝者を迎えます。内に入ると堂内の欄間には、仏法を守護するとされる竜が二頭左右の柱から舞い上がり、脇には飛天が楽を奏でています。ご宝前には中央に板曼荼羅本尊とその前に日蓮大聖人のお姿、両わきに四菩薩が控え、右端のお厨子には鷲妙見大菩薩が安置されて、法華経を信仰する衆生を見守っておられます。お題目を唱えると御仏達と響き合いまさに心が浄められます。

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